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多発性硬化症の情報サイト

Q.今の仕事が好きなので、できれば仕事を続けたいのですが、多発性硬化症(MS)でも可能ですか?

A.多発性硬化症(MS)があるからといって、仕事ができなくなるわけではありません。
ご自身の症状や日々の体調に配慮しながら、好きな仕事を続けているMS患者さんもいらっしゃいます。

経済的なメリットだけでなく、仕事を通じて社会との繋がりを実感できるという意味でも、人生において「働く」ということはとても貴重なものだと思います。「今の仕事が好きだから続けたい!」というご希望がおありなのでしたら、主治医やご家族、会社の上司や同僚など、周囲の方のサポートを得ながら、お仕事を継続されてはいかがでしょうか。

「ウートフ現象」を防ぐなど、工夫しながら無理のない範囲で仕事をする

多発性硬化症(MS)が理由で就くことができない職種や、できない業務などは特にありません。肉体労働も、無理のない範囲であれば可能です。ただし、MS患者さんでよくみられる症状の1つに、体温の上昇によって一時的に症状が悪化する「ウートフ現象」がありますので、気温・室温が高く熱気がこもるような環境で働いている方は注意が必要です。その場合は、「涼しい場所で適宜休憩する」「水分補給をする」「脇の下や首を冷やす」などの工夫をされるとよいでしょう。
なお、「ふらつきがある」「手足が動かしにくい」といった症状がある方は、高所作業は他の人に代わってもらうなど、危険を伴う業務は避けることが望まれます。

無理をし過ぎるのはよくありません。もし、「今までより症状を強く感じるようになった」「これまで難なくこなしていた業務が難しくなってきた」などの“変化”に気付いたら、早めに主治医にご相談ください。症状や職場の状況などにもよりますが、できるだけご本人の希望に沿うようサポートしてもらえると思います。

多発性硬化症(MS)でも仕事を続けることは可能ですか?

【回答】九州大学大学院 医学研究院 神経内科学 教授 磯部 紀子 先生

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