治療では、主治医にどんなことを相談すればいいの?
多発性硬化症(MS)の治療で大切なのは「相談」[1]です。MSの治療は長期にわたるため、あなたの考えや気持ちを医師としっかり共有しながら治療を進めることが、より良い関係を築くために大切となります。
診察時に、自分が「どうあり続けたいのか」、「何を実現したいか」など、医師に言い出しにくかったことはありませんか?
また、あなたが治療に対して確認したいこと、生活や仕事で困っていることなどありませんか?
あなたの考えや気持ちを医師に伝えることは、医師があなたに適した治療法を再検討する上で、大変参考になります。
まずは『治療相談シート』を使って、医師に「相談」してみましょう。
また、医師に言いだしにくい場合は、話しかけやすい看護師に「相談」するのも方法の1つです。
主治医と良い関係を築くために大切なことは?
多発性硬化症の患者さんでありインフルエンサーでもある吉田美帆さんは、
主治医のさっぽろ神経内科病院の深澤先生ととても良い関係を築いています。
お二人に、コミュニケーションの大切さについてお話しいただきました。
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深澤 俊行 編 『やさしい多発性硬化症の自己管理 改訂版』医薬ジャーナル社 p30-31, 35-37, 45, 54, 126 2016年