多発性硬化症(MS)とできるだけうまく付き合っていくには、どうしたらいい?
多発性硬化症(MS)は、まだ完全に治すことのできる治療法はありませんが、うまく付き合っていける病気でもあります。再発を防ぎながら、できるだけ普段に近い生活が送れるよう、適度な運動の継続や入浴や日焼けによる体温の上昇に注意するなど、「日常生活で注意すべきポイント」を覚えておくとよいでしょう。
日常生活で注意すべきポイント
適度な「運動」を継続しましょう!
- 無理のない程度の運動は、体力や筋力の維持、気分転換などに有効です。
(ストレッチ、ヨガ、ウオーキング、水泳など)
「感染症」を予防しましょう!
- 日頃から、手洗い・うがいをきちんと行いましょう。
「体温の上昇」に気を付けましょう!
- 高い水温での入浴・長湯、過度の日焼け、暖房の使用などによる「体温の上昇」に気を付けましょう。
「ウートフ現象」が現れることがあります!
体温が上昇することで、一時的に症状が悪化したり、別の症状が出てきてしまうことを「ウートフ現象」といいます。
「ストレス」や「過労」をできるだけ避けましょう!
- 疲れたらできるだけ休養しましょう。
- ストレスをためない工夫をしましょう。
- 気持ちをリラックスさせましょう。