飛行機で移動される場合のお薬の「機内持ち込み」についてですが、機内で使用する分のみであれば、基本的にはお薬の機内持ち込みは認められています[1]。
国際線では、液体物の機内持ち込みに制限がありますが、医薬品類は例外扱いとなっていますので、注射剤も、機内で使用する分のみであれば、機内持ち込みが可能です[1]。なお、保安検査をスムーズに通過していただくために、診断書や処方箋、薬剤証明書などの携帯が望まれますので[1]、事前に主治医に相談しましょう。ちなみに、機内で使用する以外の予備分のお薬については、スーツケースなどに入れて、手荷物として預けてください[1]。
留学や帰省、長期の出張など、慣れない場所で生活される場合は、不安やストレスも大きいかと思います。再発してしまった時に急性期治療をお願いできる医療機関を事前に探しておくこともお勧めします。主治医に相談すれば、紹介状も書いてくれるでしょう。
事前にきちんと準備をしておくことで、不安を軽減できると思います。病状の変化にはくれぐれも気を付け、疲れを溜めず無理のない範囲で旅行をお楽しみください。