光の量や当て方を工夫すると見やすさの改善につながります。
物が見づらいと感じたとき、照明を調整するのは有効な対処法です。光の量や当て方が変わると、見え方が変わるからです。 場面に合わせて、使いやすい照明器具を揃えておくといいですね。
杏林アイセンター
見にくいと感じる時は、照明を調整しましょう。
加齢黄斑変性の患者さんの中には、お部屋の天井にある照明だけでは暗く感じて、物が見づらいという方がいらっしゃるのではないでしょうか。 このように普段の生活の中で見えにくさを感じる場合、照明器具などで光の調整をすると、見え方が変わることがあるので試してみてください。
ピンポイントに光を当てると見え方が変わります。
新聞や本が読みにくいと感じる場合は、ご近所の電気屋さんで売っているような電気スタンド(図1)を利用してみましょう。 ご自身の眼に光を向けると眩しいので、光が直接目に入らないように電気スタンドの傘をうまく調整して、読みたい部分にピンポイントで光を当てましょう。
手元を電気スタンドで照らすだけで、本や新聞がぐっと読みやすくなるのが実感できると思います。 また同じように、裁縫、編み物、料理などをする時も、電気スタンドを使うと手元が見やすくなり、作業がしやすくなります。