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加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)の情報サイト

監修:
北野病院 病院長
吉村長久先生

加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)は、年をとるとともに黄斑の働きに異常が起こり、視力が低下する疾患です。日本人に多いタイプでは、脈絡膜(みゃくらくまく)から発生する良くない血管(脈絡膜新生血管:みゃくらくまくしんせいけっかん)が原因で発症します。日本では視覚障害者手帳の交付原因疾患の第4位であり、高齢者の失明原因のひとつです。

視覚障害者手帳交付の原因疾患

第1位 緑内障
第2位 糖尿病網膜症
第3位 網膜色素変性
第4位 黄斑変性
第5位 脈絡網膜萎縮

日本における視覚障害の原因と症状 若生里奈.ほか:日眼会誌 118:495-501,2014

脈絡膜新生血管とは?
網膜に栄養を送っている脈絡膜から伸びる、良くない新しい血管のことです。この血管ができると網膜に障害が起こり、視力が低下します。

* 加齢黄斑変性における失明は「社会的失明」と呼ばれ、中心の視力障害をきたすものの、光を全く感じられなくなるわけではありません。