加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)は、年をとれば誰にでも起こる可能性のある目の病気です。高齢者の失明※ 原因となる病気の一つで近年増加する傾向にあります。
※ 加齢黄斑変性における失明は「社会的失明」と呼ばれ、中心の視力障害をきたすものの、光を全く感じられなくなるわけではありません。
網膜のなかで一番重要なのは黄斑(おうはん)
黄斑の範囲は、厚生労働省 網膜脈絡膜・視神経萎縮症研究班「加齢黄斑変性の分類と診断基準」に準じました。
黄斑(おうはん)とは網膜の中央にある、ものを見るために一番重要な部分です。ものの形、大きさ、色、立体性、距離などの光の情報の大半を識別しています。この部分に異常が発生すると、視力が低下したり、ものの見え方に支障がでたりします。