高血圧症の方は、血圧コントロールを
網膜静脈閉塞症の発症は高血圧との関連が強いと言われており、「眼に起こる脳梗塞」と呼ばれることもあります。普段から血圧が高めの方は、眼の状態と同様に血圧の状態にも注意を払うようにしましょう。
網膜静脈閉塞症は、発症の時期をずらしてもう片方の眼に起きることもあるので、良い方の眼を守るためにも、高血圧症をコントロールすることを心がけてください。
高血圧症の生活習慣修正 <6つのポイント>
高血圧症をコントロールするために、薬物療法だけではなく生活習慣も修正しましょう。きちんと目標を立てて、できることから取り組むことが大切です。
塩分を控える
塩分摂取量は1日6グラム未満を目標に。
お酒を控える
1日あたり、エタノールで男性は20~30ミリリットル以下、女性は10~20ミリリットル以下。
適度な運動を行う
有酸素運動を毎日30分以上定期的に行う。
(心血管病のない高血圧症患者が対象)
適正体重を維持する
BMI25未満を目指す。
目標に達しなくとも、約4kgの減量で血圧は下がる。
食生活を整える
野菜・果物を積極的に摂取する。
コレステロールや飽和脂肪酸は控えめに。魚(魚油)を積極的に採る。
禁煙する
禁煙と受動喫煙の防止。
禁煙が難しければ禁煙サポートがあるので医師に相談を。
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2014」より作成