内へ向くより、とにかく外へ!
見えなくても「見よう」という気持ちが大事。
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あまり知られていない加齢黄斑変性だからこそ、説明が必要。
よくみんなに「どんなふうに見えるの?」と聞かれるんですが、そういう場合は「握りこぶしを顔の正面に出して、 片目をづぶってみて。周囲しか見えないでしょう。私は常にその状態なのよ」と説明しています。
あと、やっぱり加齢黄斑変性と言っても、そんなのは聞いたことがないという人がほとんどです。 「目はふたつあるから、片方が悪くなっても気づかない。だから、たまには信号でも何でもいいから、片目をつぶって見なあかんよ」と。
「見えない」ではなく、色々と工夫して「見える」努力を。
自分で色々と試してみることは必要です。 真ん中が見えなくても、周囲にはどこか見えるところが必ずあるように思います。 それを探すために目玉を回して、いちばん見えやすいと思う角度を覚えておきます。
何度かそういうことを繰り返して、その部分で見る練習を習慣づければ随分と見えるところが広がるように感じます。 ぜひ、ご自身でも色々と工夫してみてください。