内へ向くより、とにかく外へ!
見えなくても「見よう」という気持ちが大事。
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近藤さんが病気と付き合う上で実践しているポイント
(1) まわりの人にあらかじめ目が不自由なことを伝えておく。
(2) まわりの人の親切には甘えて、感謝の気持ちを伝える。
(3) ストレスをためないように、とにかく外に出ていろんな人と話す。
(4) 恥ずかしがらずに、見えないときはまわりの人に声をかける。
(5) 自分で色々と工夫して、見える角度を探り出す。
(6) 階段では必ず端に寄って手すりをつかみながら上り下りをする。
(7) 初めて通る道では凹凸に注意しながらゆっくり歩く。
(8) 足の爪切りはツメキリを使わずに、やすりを使って早め早めに削る。
(9) 拡大鏡と特殊メガネ(老眼鏡)を状況にあわせて上手に活用する。
(10) 照明がつく前、薄暗い夕方の時間帯の外出を控える。
旦那様からのメッセージ
最初は家内に代わって家事をしていましたが、万が一、私が先に亡くなるようなことになったとき、 家内が一人で何もできないのは困ると思って、今ではできることは自分でやってもらっています。
ただ、外出時には気を遣っています。一人で外出して帰ってくるときは、「これから帰る」という電話だけは必ずしてもらう。 そういった決まりごとはありますが、とにかく協力すること、ですね。