くよくよ悩んでもしょうがない!
進行を食い止める努力あるのみ。(1ページ目)
木村 和夫さん(仮名)69歳
長崎県内の離島に在住。約3年前、左目に異変を感じて病院へ。以後、医師の指導に従って月に1度の治療を欠かさない。 通院には、フェリーを乗り継ぎ4時間以上かかるため、病院近くのホテルに宿泊することもしばしば。 階段を降りるときや新聞を読むときなどに不便を感じてはいるが、何事もなるべく自分でするように心がけられています。
見えなくなってしまう不安に思い悩んでいるより、現状をいかに維持するかに注力。 加齢黄斑変性と診断された直後から前向きに治療に取り組み、ご家族や知人とのコミュニケーションもとても上手にとられています。
治療は医師に任せ、タバコをやめることからスタート。
ぼやけて新聞が読みにくい。老眼の見えにくさとは違ったので、すぐに病院に行きました。 悪くなった左目だけで物を見ると、波打っているようにゆがんで見えたり、すりガラス越しに見ているような感じでした。
「完治することはない。進行を食い止めるだけ」。医師にそう言われたとき、「病気になってしまったことを、くよくよ悩んでいても仕方ない。 進行を食い止められるなら、その努力をしよう」と思いました。
医学の知識など何もありませんでしたので、治療は先生にお任せでした。自分でやったことは禁煙です。 かなりのヘビースモーカーでしたが、すぐにスパッとやめられました。