右眼さえしっかり守れば生活に支障はない。
そんなプラス思考で、気持ちを切り替えて。(4ページ目)
ショックから気持ちを切り替えて
左眼の状態を知ってショックを受けましたが、右眼がしっかり見えていることが救いでした。「どんなに慌てたところで、どうにもならないんだ」 「右眼さえしっかり守れば生活に支障はないんだ」とプラス思考で、気持ちを切り替えることができましたから。
診断されてから、左眼はレーザーを当てる治療や薬を注射する治療などを受けてきました。 これまで、急に出血して手術を受けたり、主治医の治療方針に疑問を感じて別の病院へセカンドオピニオンを求めたりと紆余曲折しましたが、現在は1ヵ月に1回程度の検査を受け、状態は落ち着いています。
周囲の人に「片眼でチェック」を勧めています
加齢黄斑変性になって、「私みたいな残念な結果に他の人がなってはならない」と強く思いました。 ですから家族はもちろん、親族や私の会社の役員たちにも「私は加齢黄斑変性という病気になってしまった。右眼を隠すと、みなさんの顔は見えない」という話をしました。
そして、「簡単ですよ、みなさん」と、片眼ずつ隠して見せて、病気を早く発見する方法を伝えました。 「みなさんの家族、親族の方にもこのことは伝えてね」と。私が発信することで、誰かは私みたいに悪化しないうちに、症状に気づいてくれることを願っています。
病気になってから、加齢黄斑変性に良いと言われることや食事など、あらゆることにチャレンジしてきました。でも、「良かった」という実感はまだないですね(笑)。 やはり治療は先生に託して、かつ加齢黄斑変性に良いということは何でもチャレンジして、日々楽しく過ごしていこうと思います。