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ウォーキングに大切なのは“強度”です。軽すぎると運動効果が出ませんし、きつすぎると脂質より糖質の燃焼が中心になってしまいます。短時間でもよいので、強度を意識して歩いてみましょう。

食事の前がベストタイミング

歩くおすすめのタイミングは食事前。体内の糖質が減り、脂肪が燃焼しやすい状態になっているためです。ただし、血糖値が下がりすぎると危険なので、強度は低め、5〜10分を目安に。長くても30分以内にとどめましょう。

イラスト:ウォーキングのベストタイミング

ぎりぎり話せる速さで

適切な運動強度の目安は「ぎりぎり話せる速さ」です。脂肪の燃焼には、全身に酸素を送り込むことが必要です。話せるということは、歩きながら呼吸ができている目安なのです。

イラスト:ウォーキングの最適な速度

細切れウォークを意識して

まとまった時間歩こうとすると長続きしません。5分を1日に複数回など、細切れを意識しましょう。そうすれば、「買い物ついでに5分歩く」など無理なく生活にウォーキングを組み込めます。

靴選びのコツは?

運動靴であれば基本的にOKです。ただし、最近増えている厚底のランニングシューズは、踵から着地するウォーキングには向かないので避け、踵をしっかり保持し、靴底が幅広なものを選びましょう。

靴のイラスト:〇踵が広くしっかりしたもの ×全体的に厚底のもの

監修:
園原 健弘(そのはら たけひろ)先生
1992年バルセロナ五輪50km競歩日本代表。世界陸上3回連続出場。健康づくりや予防介護などの分野で、ウォーキングをベースとした講演活動や指導を行っている。

※運動を行う場合、事前に必ず主治医の指示を受けてください。
※不調を感じた場合はただちに運動を中止し、主治医にご相談ください。