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糖尿病黄斑浮腫(とうにょうびょうおうはんふしゅ)の情報サイト

監修:
名古屋市立大学 視覚科学 名誉教授
小椋祐一郎先生

糖尿病による眼の合併症は、初期段階では自覚症状がないままに進行してしまう場合があります。視覚障害を防ぐためには、糖尿病と診断されたらなるべく早めに眼科を受診することだけでなく、定期的な眼科受診をすることで、症状が現れる前に眼の病気を見つけることが重要です。

早期発見・早期治療のために

糖尿病網膜症は、自覚のない早期に診断を受け、内科的治療を受けるとともに、レーザー光凝固療法などの治療を受ければ、進行を遅らせることも可能です。
糖尿病黄斑浮腫を併発した場合は、視覚障害は治療を受ければ改善する可能性があります。
どちらも自覚症状が現れる前に治療を行うことができれば、生活に支障をきたさずにすみますし、良好な視力を維持することができます。そのためには、眼科での定期的な検査が重要です。

「眼科受信感覚の目安」 眼底が正常(網膜症なし)で自覚症状なしの場合は6〜12ヶ月に1回、単純網膜症(病変が黄斑部に至らなければ自覚症状はなし)の場合は3~6ヶ月に1回、増殖前網膜症(病変が黄斑部に至らなければ自覚症状はなし)の場合は1~2ヶ月に1回、増殖網膜症でかすみ眼・偏視症・視力低下・失明の自覚症状がある場合は2週間~1ヶ月に1回

写真提供:名古屋市立大学 視覚科学 名誉教授 小椋祐一郎先生

検査の間隔は、あなたの眼の状態によって異なりますので、眼科医の指示に従って定期的に眼科を受診しましょう。